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「ビジネス戦闘力」の強さに惹かれ新会社に勧誘。大切なのは想いを深く共有できること

2023年10月、JR西日本グループのデジタル戦略の支援と高度デジタル人財の活躍を促すために設立されたトレイルブレイザー。
取締役の宮崎と経営企画部で事業戦略・計画の策定を担当する長谷川は、どんな経緯で新会社に携わることになったのでしょうか。
宮崎:2001年に西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)に入社し、新幹線の軌道保守分野の技術者を経て、JR西日本におけるデータ戦略・マーケティング施策を推進してきました。トレイルブレイザーの立ち上げから携わり、取締役を務めています。
長谷川:2007年に新卒で鉄道会社に入社し、鉄道のオペレーションを経験。その後、外資系IT企業に転職し、需要予測・計画チームのマネージャーをしていました。宮崎に誘われ、2023年11月にトレイルブレイザーに入社。現在は、経営企画部で事業戦略、計画の策定などを担当しています。
宮崎と初めて出会ったのは、2014年の秋頃です。私も宮崎もイギリスに留学していて、知人から紹介されました。いきなり「君は鉄道会社の人間にしては胆力があるね」と言われて、すごく印象的でした(笑)。
宮崎:鉄道会社の人は、真面目で大人しい人が多い印象でしたが、長谷川は自分の意見を臆せず話すタイプで、アグレッシブな人だなというのが第一印象です。
帰国後も、新しいプロジェクトのビジョンを相談し合うなど、交流が続いていました。既存の枠を越えてチャレンジする「ビジネス戦闘力」がすごいと常々感じていましたね。
長谷川:宮崎のデジタルソリューション本部での取り組みなどを聞き、良い仕事をしているなと刺激を受けていました。二人とも仕事のコアの部分にフォーカスするタイプなので、スピード感のある議論ができ、ロジックが固まっていくので話していておもしろいです。
新会社を立ち上げるにあたり、経営層の想いをくみ取って活躍してくれる人財が不可欠だと考え、思い浮かんだのが長谷川だったと宮崎は
言います。
宮崎:転職する人が少ない鉄道会社の社員でありながら、脂がのった時期に転職する思いきりの良さ。外の世界に揉まれたからこそのロジカルな思考など、ビジネスパーソンとしてのあり方に強く惹かれたんです。
長谷川:実は最初は、お断りしました(笑)。私のライフプランでは、あと2年くらいは鉄道会社以外の世界で力をつけてから、鉄道に限らず公共性の高い事業にもう一度携わる予定でした。しかし、宮崎と何度も話をした結果、入社を決意しました。
理由は2つあります。1つめは給料の話をしたところ、デジタル人財に向けた給与テーブルを提示されたことです。JR西日本の給与体系に捉われない仕組みにしたいとは聞いていましたが、「本当につくるとは」と衝撃的で宮崎の本気を感じました。
2つめは、期待された役割が経営企画や戦略など、ミドルオフィスの業務だったことです。私はずっとフロントに近いところを経験してきたので、新しい挑戦ができ、おもしろそうだと思ったんです。
チャンスの豊富さと働きやすさ。デジタル人財が活躍しやすい環境が強み

新しい会社だからこそ、組織をつくっていくことにおもしろさがあると語ります。
長谷川:上手くいっていない仕組みをすぐに変えられるのは、新しい会社ならではの良さですね。JR西日本のなかで成果を出していた組織が新会社の土台なので、仕組みやコンセプトはもちろん優れていますが、実際に業務し始めてから課題が見えてきました。課題を一つずつクリアしていくために、年齢やそれまでの経歴に関係なく、議論しながら組織をつくっていく楽しさがあります。
宮崎:トレイルブレイザーのメンバーの多くは、JR西日本で働いてきた人たちです。そのため、どうしても判断基準が似通っている部分があります。しかし、長谷川は鉄道会社とはカラーが異なる外資系IT企業で活躍していただけあって、まったく違う目線を持っているんです。トレイルブレイザーの理念からすると、長谷川の意見の方がふさわしいと感じる場面も多々あります。
トレイルブレイザーには、JR西日本グループならではの魅力も多くあると言います。
長谷川:JR西日本グループならではの機会の豊富さも魅力ですね。今ある事業のデータ分析はもちろん、新しい事業を始めるためのデータ分析の依頼もたくさんあります。ニーズが非常に多く、組織を拡大しないと対応しきれないほどです。一般的な企業ですと案件を獲得することからスタートするので、データ分析や施策の提案に集中できるのは恵まれていると感じています。
宮崎:質・量ともに膨大なデータを取り扱えるのが、トレイルブレイザーの強みです。お客様の移動に関しては、JR西日本管内では1日500万人ほどのお客様にご利用いただいています。お客様の一次属性だけでなく、駅の乗り降りや電子マネーの使用履歴やチャージ履歴、新幹線などの利用履歴、WESTERポイントの「ためる」「つかう」の履歴、J-WESTカードの利用履歴、WESTERアプリの利用ログ、その他にもさまざまなデータがあり、そのデータを分析し、利活用することで、これまでにないような試みができるはずです。
長谷川:業務以外のところでは、フルリモート・フルフレックスという自由度の高い環境で働けるのが魅力です。リモートワークに必要なインフラが整っていますし、会社のメンバーはもちろんパートナー企業の方ともオンラインやチャットツールを活用してしっかりコミュニケーションを取っています。もちろん、プロジェクトの状況や担う役割によっては対面でのコミュニケーションがより良い効果を生み出すケースもあると思いますので、必要に応じて対面での機会も設ける予定です。また、働く時間に縛られないので、合間に家事をしたり、子供たちと会話できたりするのがすごく良いなと実感しています。余裕をもって家庭に向き合うことができるのは魅力ですね。
お客様が欲しいものを最適なタイミングで提供する。データの力でWin-Winの関係

データ分析を通してトレイルブレイザーがめざす未来について、思い描くものがあると語ります。
長谷川:膨大なデータを分析して事業に活かすと言うと、広告などを出してお客様に訴求し購入につなげるというイメージがあるかもしれません。しかし、そこから一歩踏み込んで移動・宿泊といったさまざまな事業を横断するデータを分析し、お客様の好みや行動導線を推測することで、本当に欲しいものを欲しいタイミングで提供できる仕組みをつくりたいと考えています。
そうすれば、売り込もうとしてなくても「便利だな」「お得だな」とお客様が自然と利用してくれるはずです。お客様に本当に喜んでもらいつつ、ビジネスとしても成立するのが理想だと思います。そういった仕組みをつくるには、まずは小さな成功体験を積み重ねなければいけません。例えば移動であれば、ICOCAの乗降履歴の分析から示唆を得て、そのデータをどのように活用するかを検討・施策を企画実行するなど、それぞれの分野を切り出して仮説検証行うというサイクルを、いろいろなプロジェクトで回していこうと考えています。成功体験を積み重ねることで、自信がつきますし、一緒に仕事をしたいと言ってくれる人が増えてスケールしていくはずです。
宮崎:長谷川が話した通り、こちらから押し付けるのではなく、提供したものとのマッチングが上手く成立し、お互い嬉しいと感じられる世界観を実現したいです。JR西日本は、これまでリアルな産業でビジネスをしてきました。現状西日本エリアは人口が減っていくなどネガティブな要素も多いのですが、データ分析を通してお客様を理解することで、多くの問題を解決できます。JR西日本グループの資産を活かしつつ、テクノロジーの力で「明るい人口減社会」にしていきたいですね。
長谷川:来年度、新しい決済サービスであるWESTERウォレットがローンチします。そういった新規事業の企画や戦略を一緒に考える人財の採用も積極的に推進中。「必ず成功させるんだ」という熱い想いを持って進めています。
宮崎:熱い想いを持って進めている一方で、先ほどお話した需要が多いというのは、言い換えれば手つかずの宝の山が多い状態。それは、いい意味で「伸びしろしかない」のではないでしょうか。手つかずのデータを分析していくことで、グループ会社の支援だけでなく、それを通してお客様へさらなる価値提供につながると考えています。また、近い未来でいうと2025年に大阪・関西万博が予定されており人の動きが活発になるので、可能な限りいろいろな施策を実施して、将来につながる土台をつくろうと考えています。
鉄道会社のイメージを覆し、デジタル人財を輩出する会社をめざす

トレイルブレイザーの設立にあたり、議論を重ねて決定したミッション・ビジョン・バリューに込めた想いについて語ります。
宮崎:ミッションの「GO WILD WEST!」、ビジョンの「日本はいつも西から変わる」、バリューの「西からいこか」「伸びしろしかない」「はよやろう」には、JR西日本グループのカルチャーとは、まったく違う会社にしたいという想いを込めています。鉄道会社は安全・安定が重要な業種で、規則や上司の指示を確実に守ることが求められます。もちろん鉄道というお客様に安心・安全を提供する事業では非常に大切なことですが、トレイルブレイザーが挑むデジタル領域では、失敗を恐れず新しいことをどんどん試していかなければ通用しません。そこで、「WILD」「はよやろう」といったJR西日本グループの社風とは真逆の言葉を掲げています。
また、西日本の厳しい状況をデジタルの力で変えていきたいという強い想いもあります。中心地である大阪も、人財の多さなどの面では、東京とは大きな差があります。しかし、フルリモートであれば地域の制約はありません。場所を問わず理念に共鳴してくれる人財を集め、西日本を起点に日本、そして世界を盛り上げていきたいですね。
ミッション・ビジョン・バリューを達成するために、さまざまなバックグラウンドの人財を増やしたいと言います。
長谷川:社員のバックグラウンドの多様さは、社内の判断軸の多様さにつながると考えています。組織全体の判断力の高さは、トレイルブレイザーの武器となるはずです。これから入社予定の方も、IT企業・コンサルティング会社・製造業など出身業界はさまざまです。新しい会社のため、きっちり決まっていない部分があるので、自分から情報を取りに行き、関係者とのすり合わせをしないと、物事が進まない場面が発生します。そういった状況におもしろみを感じ、自分ならではのアウトプットを出そうと工夫する方であれば、楽しく仕事ができるはずです。
宮崎:上司や社歴の長いメンバーの意見とは異なっていたとしても、意思を持って自分の考えを発信できる方と働きたいです。トップダウンではなく、上からの指示であっても、まずは本当にそれでいいのかを疑える方が加わることで、より良いアイディアが生まれると考えています。
トレイルブレイザーは、デジタル人財を輩出する会社をめざしています。メンバーが目標を実現し、次のステップに進むために卒業するのは大歓迎です。卒業したメンバーがいろいろなところで「トレイルブレイザーは、○○をしたい人にとっては最高の場だよ」と話して、アンバサダーみたいになってくれるとすごく嬉しいですね。もちろん、カムバックもOKです。
トレイルブレイザーは、データ分析が必要な案件が膨大にあり、真面目に取り組めば、何らかのアウトプットができる可能性が高い会社です。ぜひいろいろ挑戦して、ステップアップしてください。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです
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