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STORY
ストーリー

プロジェクト

データを駆使し未来を切り開く。トレイルブレイザーが届ける新たな個客体験

OUTLINE

身近かつ大きなフィールド。鉄道事業が持つ社会貢献性に惹かれて入社

私の行動の軸は「好奇心」です。小さいころから今に至るまでを振り返ると、興味を持ったことには何でもチャレンジしてきました。

大学時代は、理工学部管理工学科で学びました。高校生のころから世の中の仕組みを解明していく点に非常に興味があり、自然科学的アプローチでなんでも解明できるのではないかと当時は考えていました。管理工学は、企業経営・事業活動・マネジメントの諸課題に対して科学的にアプローチする分野なのですが、その対象に一番解明が難しいであろう「人」が含まれている点に、強い好奇心を持ちました。

大学院でも、その延長線上で人を中心に安全をデザインする研究をしていました。人間の行動特性に基づいてヒューマンエラーが生じる要因を特定し、リスクを排除した仕組みや設備を考えるというものです。人間という、解明が難しいテーマに切り込んでいく点が面白かったですね。

「人を中心にデザイン」と「科学的アプローチ」という考え方は、入社後さまざまな業務でも活かされたと思っていますし、個客と向き合うデジタルマーケティング領域でも活かされていると思います。

JR西日本に入社したのは、あるOBの方から誘われて話を聞いたことがきっかけでした。話を聞いて、直観的に入社したいと感じたんです。
入社したいと感じた理由は二つ。

一つ目は、身近でスケールが大きく、社会貢献性の高い事業であること。JR西日本が運営する鉄道は、1日あたり約500万人のお客様にご利用いただいています。それだけ多くのお客様により良いサービスを提供するチャレンジができたら、すごく面白そうだと感じたんです。
二つ目は、会社の安全に対する姿勢と取り組みに対して、私の価値観とマッチしたこと。私は安全に関する研究をしていたので「インフラ関連の会社は安全を第一にすべきである」と考えていました。JR西日本の安全最優先に関する取組姿勢に共感でき、ベースとなる価値観がマッチしていると感じました。

きっかけはAIによる風予測。データサイエンスの面白さに目覚める

JR西日本に入社後、車両保守部門や在来線の乗務員・指令員の実務を経て、2011年、鉄道本部運輸部に配属。2024年春に延伸開業する北陸新幹線の敦賀駅や、2030年ごろに開業をめざすなにわ筋線の設備計画に携わりました。地図に残るような社会的インパクトのある、後世に残る仕事に携わることができ、入社前に期待していたスケールの大きさを実感しました。

キャリアのターニングポイントになったのは、2017年。列車運行の安全性をさらに高めるべく、その運行管理を担う指令所の組織改革を推進する部署に異動しました。安全最優先を掲げるJR西日本にとって、重要なプロジェクトを通じて難易度の高い課題に対し、多くの人を巻き込んで進める経験ができました。

難易度の高い課題であればあるほど、誰かが強い主体性とリーダーシップを発揮しなければものごとは進みません。また、関係者に納得してもらうためのコミュニケーションが必要になります。リーダーシップを発揮するには、自分から動くことが不可欠だと考え、誰が取り組むのかあいまいな領域の業務については、全て自分で拾うよう意識していました。自分が率先して行動しなければ、周りも動かないと考えたからです。コミュニケーションの面では、自分の意図を正確に伝えるよう徹底していました。口頭でも資料でも、できるだけシンプルに伝える努力を重ねるとともに、反対意見に対してもしっかり耳を傾けてきました。この時の経験は、後のキャリアにも大きく活かされています。

そして、今のキャリアにつながる「データサイエンス」と出会います。2019年にスタートした「湖西線風予測プロジェクト」は、JR西日本の持つ膨大なデータをAIで分析し、高精度で風を予測することで遅延や運休を減らすというプロジェクトでした。

入社3年目のころ、鉄道の運行管理を担う指令所で湖西線を担当していたこともあり、その時から風予測の精度に課題を感じていました。ちょうど、データサイエンスを活用した企画の社内公募があり、湖西線がスムーズに運行するには風予測の精度向上が不可欠だと思い応募。
結果、採用されてプロジェクトがスタートしました。これが、トレイルブレイザーの取締役である宮崎との出会いでもあります。

プロジェクトにおいて、私は事業部門側に立ち、データサイエンティストが作成した気象予測のAIを業務に落とし込むためのビジネス設計を担当していました。このプロジェクトを通して、JR西日本におけるデータサイエンスに二つの可能性を強く感じたことを覚えています。

一つは、弊社のデータサイエンティストが非常に優秀なこともあり、内製で優れたものがつくれる可能性。もう一つは、JR西日本にはさまざまなデータが眠っており、それを活用することで鉄道のオペレーションだけではなく、マーケティングも含め会社を大きく変えられるという可能性です。
デジタル技術の発達により、これまで難しかった膨大な量のデータ分析を高速でできるようになったことで、今までデータを活用したくてもできなかったさまざまな領域を切り拓いていける可能性を感じました。

提案にとどまらず、価値提供まで伴走。事業会社ならではの大きなやりがい

データサイエンスに強い関心を持った私は、ポスト公募に手を挙げて2021年にデジタルソリューション本部(以下、デジ本)に異動しました。
異動を決めた理由は、データサイエンスへの関心だけではありません。それまでのキャリアでは組織や安全を支える業務領域を担当することが多かったのですが、マーケティング領域にも強い興味がありました。また、コロナ禍の影響で鉄道を含めたJR西日本グループ全体の利用が激減し、会社全体がこれまでとは違う価値の提供をめざす動きを受け、私自身もチャレンジしたいと考えるようになっていたのも大きいです。

実際にデジタルマーケティングに携わってみると、膨大でさまざまな個客データが集まるため、今までにない視点から「JR西日本グループ」について捉えられるようになりました。また、事業会社であるため、データ分析からの施策提案にとどまらず、お客様に価値を届ける実行場面まで関われるところが、とても楽しくやりがいにつながっています。

特に印象に残っているプロジェクトは、二つあります。
一つ目は、ICO+(イコプラ)と呼んでいる定期券プロジェクトです。コロナ禍で鉄道利用のニーズが減少し定期券利用者が大幅に減少しているとの相談をきっかけに始まりました。当初は定期券利用者の獲得をテーマとしていましたが、定期券に魅力的なサービスをつけたとしても定期券利用者を増やすことは難しいということが見えてきました。そこで、課題設定を変え、定期券利用者のJR西日本グループ利用を促進する方向にシフトしました。定期券をよくご利用いただくお客様ほど、当社グループのサービスを良く利用いただく傾向があり、定期券はグループシナジーを生み出せる可能性がデータから示唆されたためです。この仮説をもとに、定期券を「通行証」ではなく、JR西日本グループの各サービスへアクセスできる「会員証」と捉え、定期券利用者向けに、コンビニや自動販売機、ショッピングセンターなどをお得に使えるサービスとして、昨年度ICO+を実施しました。

その結果、仮説通り鉄道事業のみならずグループ全体の収入増にもつながり、グループシナジーのドライバーになることも確認できました。今年度は、さらにスケールさせたICO+実施しています。こうやって、施策を育てていけることも事業会社ならではの醍醐味だと感じます。

二つ目は、自動改札機のデータの活用です。これまで、鉄道の利用者数は調査員や乗務員が目視で数えていました。デジ本では、自動改札機の一件明細データ(※)を全量活用することで、列車や駅での人流をより精密に可視化できる仕組みをつくりました。鉄道事業をはじめとする各事業部門の日々の業務に活用され、意思決定の高度化に寄与できたのではないかと思っています。

また、この取組みを通じて各事業部門との信頼関係が強くなっていたことも印象深く、以降、データ分析による課題解決依頼も増えたように感じます。

※ 機器がICカードを利用するごとに作成するデータ。お客さまの利用情報,カード発売情報,利用履歴などをさす

全く新しい個客体験を圧倒的な速さで届ける。正解がない仕事だからこそ面白い

2023年12月からは、データコンサルティング事業部でデータコンサルティング事業部長として業務に携わります。JR西日本グループの長期ビジョンで定められている「実現したい未来」に向け、個客体験や生産性の向上といったさまざまな課題に対し、伴走しながらサポートするポジションです。さらに、デジタル人財の採用と育成にも取り組む予定です。
これまでのやり方に捉われず、今までにない個客体験を圧倒的な速さで届けることが目標です。鉄道事業をはじめ多くのお客様を対象にしたサービスでありながら、一人ひとりのニーズや特性に合わせたマーケティングを行い、ジャンルを横断して楽しい価値を提供したいと考えています。
プレッシャーはありますが、私たちがめざす未来は「リアルの良さとデジタルの組み合わせで個客体験が大きく高まる未来」といったように、非常にチャレンジングで面白いものです。JR西日本グループならではの大規模で良質なデータを駆使して、さまざまなスキルや個性を持ったメンバーと課題に取り組めるのは、すごく楽しみです。

組織づくりに関しては、ゼロベースで取り組みます。JR西日本在籍時に人事担当の経験はありますが、圧倒的な速さで成長しているトレイルブレイザーにふさわしい組織・制度はJR西日本のそれとは全く異なるものと考えています。新しい会社にマッチした、人事制度や教育制度をつくるのも重要なミッションだと考えています。
トレイルブレイザーで働く魅力は、「経済活動の縮図」といっても過言ではないほど大規模で質の高いデータを取り扱える点です。さらに、施策を提案するだけではなく、価値をお客様に届けるというゴールまで携われることも大きな魅力です。スケールの大きな取り組みに挑戦でき、成果を見届けられる環境はそうそうないと思います。

私たちが取り組む仕事には、正解がありません。好奇心を持って前向きにチャレンジすることで、新しい価値をどんどん生み出せる可能性に満ちたフィールドです。トレイルブレイザーでしかできない仕事を、一緒に楽しみませんか?

※ 記載内容は2023年12月時点のものです

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