OUTLINE
暮らしと密接にかかわる“経済”への興味──データ分析で世の中を良くしていきたい

高校時代に政治経済の授業を受けたことがきっかけで、経済の動きに興味を持ちました。自分たちの暮らしと密接に関わる社会の動きやニュースで見る出来事の背景などを学ぶうちに、経済への興味が深まったのです。
そのため、大学・大学院では経済学を専攻。個人や企業の行動を説明する理論モデルによってさまざまな事象に説明がつき、それにより自分なりに社会の構造や経済事象を理解できるようになることにおもしろさを感じました。経済学と密接にかかわるデータ分析の重要性を感じたのもこの頃です。
大学院修了後は経済シンクタンクへ就職。GDPなどの経済予測や労働市場、教育制度といったさまざまなテーマの経済分析に従事しました。
例えば、2010年代当時は労働市場改革が大々的に実施されている一方で「なぜ賃金が上がらないのか」が問題視されていました。見極めるべきは、その根幹にある理由です。上がる要素があるのに上がっていないのか、労働者のスキル不足で上がっていないのか、スキルが高く高賃金の人がどんどん引退したため上がっていないように見えるのか。先行研究や自身の分析をもとに検討を進めていました。
こうして経済分析に向き合ううちに、「社会全体の経済活動として良い状態とは何だろうか」と問題意識を持つようになったのです。
その中でも特に、“移動”が変わると社会がどうよくなるのか、という点に興味を持ちました。当時はAIなどの技術革新が進み、モビリティ分野も注目を集めていました。そうした状況から、生活における“移動”の意味合いが、今後10年20年の経済活動のあり方に大きく影響与えるのではないかと思ったのです。
位置情報を活用したビジネス価値の創出に関わりたい

位置情報など個人の行動傾向やモビリティを分析する上でキーとなる情報を持っていて、かつビジネス施策に関わることができる企業はないかと、通信キャリアグループの分析会社へ転職。位置情報を用いた分析技術の開発、及びそれらを活用したマーケティング推進、モビリティ領域をはじめとするさまざまな分析案件などに従事しました。
位置情報分析では、例えばAさんのスマホのGPSデータを観測し、よく旅行する人なのか、飲食店や映画館にどの程度の頻度で行くのかなど、行動の傾向を捉えることができます。そうして得た分析の示唆をもとに、マーケティング施策として個客に適したクーポンや広告を打ったりします。またユーザー個人の行動傾向ではなく、エリアごとに人がどの程度いるのかを推計する、人流分析と呼ばれる分析技術の高度化にも携わっていました。
位置情報データの重要性を感じる中で、モビリティ事業だけではなく、マーケティングを含め、人の生活の中で“移動”をはじめとする日常・非日常の活動をどのように良くしていけるか、楽しくしていけるか、そういった視点でアプローチできる事業で分析や事業の支援をできたらいいなと考えるようになっていきました。
“移動”を軸に人々の生活をより良いものにすることで、大きな社会貢献がしたい

直接的にモビリティに関わり、その周辺にある人々の日常生活をより良くすることに貢献できる事業会社はないか。そう考えて次の転職先に選んだのが、株式会社TRAILBLAZER(以下、トレイルブレイザー) です。
トレイルブレイザーは、JR西日本グループのデジタル施策を実行支援するために設立されており、広いエリアをカバーしていて、多くの人々の日常生活や旅行などの行動に大きなインパクトを与えられることがとても魅力的でした。そして何より、データ分析を始めとするデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)にコミットしていくことを宣言していたので、ここでならデータ分析で“移動”を良くしていくことにダイレクトに貢献できると考えたのです。
DXにコミットしていることだけを求めたら、関東にも選択肢はあります。ただ、西日本はもともと人口減少のスピードが早い地域が多く、利用者の少ない路線の運用などの社会的課題が多い課題先進地域。そんな西日本というフィールドで“移動”をより良くしていけたら、大きな社会貢献ができるのではないかと考えました。
まだ創業期のトレイルブレイザー。現在はデータコンサルティング事業部の課長として、これから仲間になる分析者が使いやすいデータ環境を構築するほか、採用活動を進めています。
データコンサルティング事業部は、コンサルタントとデータサイエンティストが密連携し、ビジネスと分析の両面から、JR西日本グループが推進するDX事業の支援をしていきます。フルリモートという働き方が可能だからこそ、プロジェクトを推進していく中で、スムーズにチームとして分析を進めていけるように仕組みづくりにも取り組んでいます。
今後10年20年という長期スパンで、西日本では社会的な課題が顕在化してくるでしょう。そんな中で、人々の生活においてウェイトの大きい“移動”をより良い方向に変えていきたいと考えています。ただ、どう変えれば良い方向に行くのか、具体的な答えはまだ出ていません。それをJR西日本グループ全体で協力して考えていきたいと思っています。
失敗は活かせばいい、とにかくチャレンジを楽しみたい

人々の生活において“移動”は、重要性の高いものです。通学や通勤に片道1時間以上かけている人は多く、また日々の買い物に徒歩で10分、あるいは車移動で20分、で済む という人も、足し合わせると多くの時間を移動に割いています。日常シーンだけでなく、非日常シーンでも移動は重要な要素です。例えば旅行などで特急列車に2時間乗るとき、その時間が楽しければコストとは感じないでしょう。同じ時間を過ごすのでも、感じ方や使い方によって価値は変わります。だから私は「移動やその目的を含めた個客体験が良くなれば、生活の満足度も上がるはず」と考えます。
JR西日本グループに、DXに特化したトレイルブレイザーが加わり新たなケイパビリティが広がった今、求めているのはさらなる知見やケイパビリティの増加です。だからこそ私は、チャレンジ精神を持ちながら事業に取り組み、より良い個客体験のための議論を躊躇しない人と仕事がしたいと考えています。
プロジェクトを進める中では、実際にやってみないと分からないことがたくさんあります。やってみた結果、失敗するかもしれない。けれど、その失敗を活かせるよう進め方をデザインすることで、失敗を恐れずチャレンジすることを楽しんでいきたいのです。
データ分析やプログラミングのスキルも大事かもしれないけれど、大事なのは一緒に事業を成長させることを楽しめるか。そして自分の意見を持って、議論するスタンスを持つことです。一人ひとりの意見が事業を成長させ、「移動を中心とした人々の生活」をより良いものにすると信じて、これからもトレイルブレイザーと西日本の未来を作るため、奔走していこうと思います。
※ 記載内容は2024年3月時点のものです
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